Tim Burton's Corpse Bride
ヴィクターは、金持ちだが品格のない両親のもとに生まれた。彼は親の意向で、お金のない貴族の娘であるヴィクトリアとの金銭目当ての結婚をすることになっていた。
しかしヴィクターは緊張してしまい、結婚式での誓いの儀式の練習で大失敗してしまう。自信を失ったヴィクターは、寂しい森のなかを彷徨いながら、儀式の練習をし始める。そして小枝を指に見立てて、指輪を嵌めると、なんとそれは小枝ではなく”死体”の手だった。そして土の中から青い顔をした花嫁が現れて、ヴィクターを死後の世界へと連れ去ってしまう。
全体:☆☆☆
ストーリー:☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆
無難に面白いという印象。ティム・バートンワールド全開、ディズニーと提携していない分、グロテスクなキャラクターとかも多くてそれは凄く好印象。半分に割れちゃうおじさんとか、首だけでゴキブリが足代わりのバーテンダーとか。結構パンチが効いてる。
でも、ダニーエルフマンの楽曲含め、「ナイトメア」が頭にちらついてしまうのは、新しさが足りない証拠かなあ、とは思う。
視覚的には「生の世界」と「死後の世界」の色のコントラストが印象的。常識的に考えれば、色が無いのが死後、カラフルなのが生の世界というイメージだけど、それが逆になっている。見ていて、死後の世界のほうが楽しそう。そう思わせるのは多分、ティム・バートンならではの死生観があるのかなあ、と深読みしたくなる。