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Tangled

http://img2.wikia.nocookie.net/__cb20110929034113/disney/images/c/ca/Tangled_rapunzel_poster_20.jpg

 

全体:☆☆☆☆

ストーリー:☆☆☆☆

映像:☆☆☆☆

音楽:☆☆☆

ある土地に咲いた陽の光から生まれた黄金の花。あらゆる病気、怪我を治す力を持っていた。それをゴーテルという老婆が見つけ、独占していたが、ある日その国の王女が出産と共に体を悪くしてしまう。王は黄金の花の噂を頼りに花を探し、ゴーテルの隠していた花を使い王女は一命をとりとめ、まもなく黄金の髪を持つラプンツェルという女の子が生まれる。怒ったゴーテルは城に忍び込み、ラプンツェルを攫って森の奥の塔の中で、誰にも見つからずに18年間ラプンツェルの親の振りをしながら、ラプンツェルの髪に残った花の力を利用していた。

ラプンツェルの快活な性格が素敵だし、盗賊がヒーローというのも新しい。
男女の愛だけでなく、現実に向き合うこととか、家族とか親子とかそういう部分にもスポットを当てているので面白かった。ゴーテルも、終始利己的な性格は変わらなかったけど、少しはラプンツェルを子どもとして想う瞬間もあったのだろうか。
個人的には、ラプンツェルのお父さんが涙するシーンが切なかった。
映像美的にもとても素敵だと思った。モンサンミッシェル的な街の設計、ラプンツェルの髪の毛一本一本の書き込み、ランタンが空を舞うシーンなど。
内容が、古典なスタイルをなぞりながら現代の人間にも受けるようなテーマやキャラクターの個性を盛り込んでいることに一番好印象を感じる。最近のディズニーは少しテーマや内容を現代よりにし過ぎていると感じることが多いので、このくらいの塩梅が個人的には丁度いいように思える。
今更になって初めてラプンツェルを観てみて、改めて日本のメディアの映画宣伝の糞さを実感した。

ディズニー映画の記録みたいになってきた。