GREEN HORNET
全体:☆☆☆☆
ストーリー:☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆
青年ブリットは、新聞社の社長であった父に褒められることも少なく、何のとりえも無く生きてきた。そんな時、彼の父がハチに刺されたことで突然の死を遂げる。
ブリットは今まで父に押さえつけられていた鬱憤を晴らすため、父親の運転手をしていた上海育ちの日本人・カトーという男と手を組み、悪党を倒す「最悪のヒーロー」を目指すことに。
うまくあらすじ書けなかった。
テンポが半端なく良かった。2時間あっという間に経った。アクションと、単純なストーリーを追っていけばいいので単純に楽しめる系。ジャンゴとかキック・アス辺りと近いものを感じた。そして、キック・アスよりも好き。
とにかくカトーがイケメンで、ブリットがずっこけている、よくある手下キャラのほうが強いみたいな図式。カトー役の中国の俳優さんのアクションがキレッキレで一方的に惚れる。
ミシェル・ゴンドリーらしさが強い映画ではなかったけど、ミシェル・ゴンドリーらしさが垣間見えるシーンも少しずつ挟まってて楽しかった。お得意の精神世界(考えるシーンとか)の映像美はもちろん、アクションにおける独特の魅せ方もゴンドリーならではだなあ〜と思って、とても楽しかった。
音楽の方は全体的に正直微妙だけど一個だけ気になったポイントはなぜラストに近いシーンでピンポイントでキル・ビルのサントラ曲を使用したのか。
何にも考えたくない時に観ると本当に楽しい映画だと思う。まだ、ミシェル・ゴンドリーの特徴掴めてないなってこの映画見て思いました
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追記
グリーン・ホーネット自体、アメコミや、昔テレビドラマとしてやっていたものらしい。
キル・ビルの件は逆に、その古い時代のグリーン・ホーネットをオマージュしているシーンがあるから、当初のグリーン・ホーネットのテーマ曲(The green hornet's theme)を挿入していたらしい。
で、この新世代グリーン・ホーネットでも、そのテーマ曲が使われているという流れがあるそうです。
ついでにキル・ビルのオーレン・イシイの手下がつけてるマスクもグリーン・ホーネットのオマージュだそうだ。やっぱり、タランティーノはオタク