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New Cinema Paradice

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全体:☆☆☆☆

ストーリー:☆☆☆☆☆

音楽:☆☆☆☆

映像:☆☆☆

シチリアの小さな村。大戦直後の時代、この村の唯一の娯楽は、毎晩映画館で放映される映画だった。主人公、サルバトーレ少年もその1人。彼は映写を担当する男、アルフレードと仲良くしていた。サルバトーレは、映写の仕方を教えてくれとせがんでいた。アルフレードはこれはお前のする仕事ではないと何度も言い、断っていたがサルバトーレの熱意に負けて、映写の仕方を教えてもらう。

 

またしても上手くあらすじが書けなかった。要約すると、サルバトーレの人生の話。

彼が映画に出会い触れ合い、そしてアルフレードという人生を変えた人間、更にはエレナという美しい女性との出会いによって彼の人生が大きく揺れ動く姿を描いている。

古典的な映画のシーンを挟みながら、リアルとフィクションの対比のようなものをしているところが良かった。現実は映画のようには上手く行かないという、アルフレードの言葉も沁みた。

アルフレードがサルバトーレに嘘をついたのは、恋よりも自分の人生を追いかけてほしかったから、なのかはよく分からないのだけど、最後にアルフレードがサルバトーレに残した遺品のフィルムが、冒頭、彼がサルバトーレにあげなかったフィルムをつなぎ合わせたものだったという所で言葉には出来ないけど全てを悟れた気がした。言葉にならない感動に胸が熱くなる映画だった。これが人生か、、