ダージリン急行
全体:☆☆☆
ストーリー:☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆
父の死をきっかけに疎遠となっていた3人の兄弟がインドに集結し、心の旅と称してお互いの絆を取り戻す旅をする話。
ちょっと描写が感じ取りにくくて内容を理解するのに時間がかかった。あと緩急があまりないので間で退屈する部分もあった。が、ラストで彼らが「荷物」と一緒に彼らの背負う「重荷」を投げ捨て電車に乗り込むシーンはなかなかに印象的だった。母との対話での自分らしく生きて過去を見ず今を見ろというのがそのままこの映画のメッセージなのかなあという印象。
先日観たロイヤル・テネンバウムスとキャストが被っている人が2人いた。空間の広がりや展開の仕方から日本で言うと三谷幸喜的だなあと、2本観た時点で感じた。もしかしたら三谷幸喜が真似しているのかもしれないけれど。
セットのカラーリングが印象的でとても鮮やかな色合が良かった。あと後半、母と話す
シーンでの横つながりで様々な部屋が出てくるシーンもすごく視覚的に面白い。舞台的だとも感じた。