ヒメゴト

主人公、由樹は大学１年の女だが、幼少から男子に混ざって男勝りに育ったので女子のおしゃれも趣味もわからなかった。いつも隣には幼馴染の祥が居て、「こいつは男だから」と周囲に言うため、大学でも自分の男っぽいキャラクターを変えられずにいた。日々、由樹はいつも家に帰るとこっそり高校の制服を着て、自分が「女」であることを確かめていた。

由樹は快人という男に、祥と居るところを「ホモカップル」といじられるのを嫌がっていた。快人は巷では有名なイケメンで、多くの女子は快人に夢中だった。

由樹はあるきっかけで学年の女子の中でも、少女らしい女らしさを持つ未果子という女子に興味を持たれて話すようになる。

ある日大学のコンパの後、渋谷で彼女の後ろ姿を見つけ声をかけると、振り向いた顔は未果子ではなく、なんと快人の顔だった。

この出来事が、少しずつ由樹の人生を変容させていく。

スマホの宣伝で無料で読めたのが面白くて、一気に全巻読んだ。中身は結構エロ描写が多いんだけど、ストーリーが面白いエロ描写多めの漫画ってあんまりないから意外だった。結果的に、男っぽい女と、オカマのイケメンと、清楚な少女に擬態した援交女子の三角関係を描いていくのでかなり歪な愛の形がそこかしこで起こってる感じが楽しかったです

個人主観的感想だと、オトコっぽい女の気持ちはかなりよくわかるし、同時にオカマのイケメンの気持ちもよくわかった。オカマイケメンのセリフで、

「魅力的な女の子が現れるとね、アタシ　その女になりたいって思うの。　だから目の前にいる女の子は鏡に映る自分なの。　だけど鏡は固くて冷たくて、アタシを近づけてくれない。」

というのがあったんですが、とても良くわかる思いでした。。