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Kill Bill

http://media.zenfs.com/en_US/News/US-AFPRelax/kill_bill_02.5ad7c134515.original.jpg

 

全体:☆☆☆

ストーリー:☆☆☆

映像:☆☆☆☆

音楽:☆☆☆☆

ブライドは、結婚式の途中で暗殺集団とそのボス・ビルによってリンチされ、最後には頭に銃弾を受け死亡…したかと思われていたが、幸いにもブライドは生き残り、昏睡状態陥ったままだったが、4年後に目を覚まし自分を殺そうとした、「ビル」を筆頭にした5人の人間に復讐するために動き出す。

タランティーノ監督作品の中では一番メジャーになった作品かと思う。
これでタランティーノ監督の作品は4本目だが、史上最大に中身が無い。
だけどどの作品よりも「オタク臭」のする作品だったと思う。いろいろ映画を見て来て、大体オタク気質があったりアングラ好きな監督は日本を取り上げるな〜という印象。しかもタランティーノ監督は自分の好きなポイントはずらさずに日本の任侠?時代劇?のような雰囲気をピックアップしているところがまたなんとも。
テーマは日本の昔の時代劇的な雰囲気と、コミックや少年漫画の王道的展開といったところか。なんでもまかり通る感じとか、突然の驚異的身体能力、ちょっと幼稚な血しぶき辺りは日本のマンガを参考にしていそうだなという空気感をひしひしと感じた。
いつものことながら、海外から観た日本はどこかズレている。でもそのズレがタランティーノの作品はさほど気になるポイントとはなっていない辺り、監督の資料集め能力が群を抜いていると思う。でもどうしても面白かったのが、最後に出てきた日本風の店で冴えないバンドが訳の分からない歌歌っていて、その前でディスコさながらに踊り狂う日本人。監督に悪気があるのかしらないけど、すごい80年代くらいの日本人を馬鹿にしてる感あってかなり面白かった。そして、一本の中では解決しないのですね、、。