Reviews

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PULP FICTION

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全体:☆☆☆

ストーリー:☆☆☆(一編一編の面白さは☆☆☆☆)

音楽:☆☆(冒頭テーマだけなら☆☆☆☆☆)

映像:☆☆☆

とにかく軽い。内容にこれといった意味は無い。話は短編集のように細切れになっているけど、最終的には全部繋がる。でも繋がったからといってどうというわけでもない。

一編一編の展開の子気味よさを楽しむ作品なのかなあという解釈が私の脳では精一杯。割とダラダラと喋るシーンが多く、意味の分からない所に長く尺をとったとてもシュールな場面が多かったりする。笑えるシーンが結構あったが、その大抵がシーンのシュールさに笑った。その他、トラボルタ扮するビンセントの突然の死には驚かされた。(そこまでは主役級の扱い、というか主役に近かった筈なのにかなり呆気なくブルースウィリス扮するブッチに撃ち殺されたりとか)なんとなくだらだらと続く日常の中で起こった特異なストーリーをピックアップしてるような、4コマ漫画みたいな雰囲気を感じていたら、パルプフィクションという言葉の意味を検索したら似たような意味合いだったので、そういうことか、と納得した。とにかく内容が無いことを楽しむ映画なのかなというのが私の解釈。何故これを作ろうと思ったのかというのが不思議だけど、これを作ることが出来るのも逆説的には凄い。

音楽は冒頭・エンドロール以外ほぼ無い。冒頭の音楽はよくテレビ番組でも使用されている。秀逸な楽曲だと思います